安価ながらも育成時の牧場でのコメントが良く、私の所持２歳馬３頭の中ではもっとも走りそうだった我らが愛馬エンジェルウィング。
デビュー戦は１６頭とフルゲートでしたが４番人気とかなり支持を受けます。しかし、事前の追い切りは水準以下の動きで私は半信半疑で７、８着を予想。レースもずっと促しっぱなしで早々に垂れての大敗を覚悟しましたが６着と案外上位に食い込みます。福永祐一騎手曰く「馬格に見合うだけの中身が伴っていない感じで、走り方も分かっていないような印象。また全体的に関節の緩さもある」という見立てで、それでこのくらい走れるのなら少なくとも未勝利戦くらいは脱出してくれるだろうと思えました。
２戦目は追い切りの動きが良くなり初戦以上を期待しますが、やはり道中は促しっぱなしの５着。相変わらずの競馬下手です。
なかなか変わらないのかと心配もしましたが、川田将雅騎手が連続で乗ってくれた３走目は相手関係も前走２着馬が４頭とこれまで以上に厳しくなり大敗も懸念されましたが、さすが超一流の川田将雅騎手、好スタートからハナを奪いきり、キックバックを防いでくれます。そうすると馬は道中気分よく走れ追い通しではなくなりました。
最後に外から脚を伸ばしてきた馬に交わされましたが、すぐ後ろを着いてきた人気馬２頭には最後まで競り合い、抜群の勝負根性で最後差し返しての２着！！勝ち上がりは時間の問題になり嬉しい限りです。これでいて、まだ終始外に逃げるなどロスは大きく、これが解消する為に、鞍上の進言でハミを替えることになりました。
前々走は牝馬限定の１４００ｍがあれば最高でしたが番組的にありませんので、距離短縮の牝馬限定戦か得意距離の牡馬との一般戦かで悩み結局距離を重視して牡馬との一般戦に出走することになりました。
前走２着の牡馬が２頭いて決して楽なメンバーではありませんでしたが、強い競馬で優勝！！私としても３世代ぶりの勝ち上がり馬となってくれました。
レース後、滅多にそんなことを言わない川田将雅騎手から、５００万と言わずもっと上を目指せる馬とのコメントを頂戴し、これは本当に楽しみです。
約２か月の放牧を経て迎えた前走の昇級戦は好スタートから先行し粘り込み４着（１０頭立て）。勝ち馬には１秒以上の差をつけられましたが、時計が速く勝ち馬は強すぎました。
エンジェルウィング自身も競馬ブックの推定勝ちタイムからは０秒３しか差はありませんでしたし、自身が勝った前走の時計を１秒以上縮めています。昇級初戦としては良い走りをしています。
前走後、在厩で調整され次走は３月１８日 阪神５Ｒ ３歳５００万下 ダート１４００ｍ 牝馬限定を予定ということです。
走る毎に時計を詰めており大型馬の叩き２走目で今回は更に期待は大きいです。また前走は牡馬との一般戦でしたが、牡馬には先着を許したものの牝馬には先着を許していません。牝馬限定の今回、相手にはよりますが当然勝ち負けを意識しています。
前走前 ２月２１日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
１回
小崎綾也
４Ｆ ５４．４
３Ｆ ３９．８
２Ｆ ２５．３
１Ｆ １２．６
ピカバ（３歳未勝利）馬なりを１．０秒追走クビ遅れ
３月７日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
１回
助手
４Ｆ ５５．７
３Ｆ ４０．８
２Ｆ ２６．６
１Ｆ １２．８
３月１１日 栗東坂路 稍重馬場 馬なり余力
１回
助手
４Ｆ ５９．２
３Ｆ ４３．３
２Ｆ ２８．４
１Ｆ １４．４
３月１４日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
１回
助手
４Ｆ ５３．１
３Ｆ ３９．０
２Ｆ ２５．９
１Ｆ １３．３
３月７日、前走後初めての追い切り時計を計時しました。馬なりで軽く流した感じですが、終いは１２秒台と最後までしっかりと走れていて好感が持てます。デイリー馬三郎では”気配上々Ｂ”と高い評価を頂戴しております。
以下は同日（３月７日）更新されましたクラブ公式ＨＰエンジェルウィングの近況報告です。
「先週乗り出してからも特に問題はなく順調ですから、予定どおり来週の競馬に向けて今朝坂路で単走の追い切りを行いました。持ったままほぼ馬なりですが、相変わらずちょっと捌きの硬さはあるもののキビキビした動きで一度使って素軽さが出てきていると感じます。順当に馬体も締まってきましたし、来週の競馬が楽しみです」（牧田師）１８日の阪神競馬（３歳５００万下・ダ１４００ｍ）に川田騎手で出走を予定しています。
次走の鞍上が主戦の川田将雅騎手であることが正式に発表になりました。５戦連続で乗っていただけるなんて本当に嬉しいですね。
動きも１度使われて随分と良いようですし、牝馬限定の今回勝ち負けに絡みたいですね。
３月１１日、日曜日も順調に追い切り時計を計時しました。後は水曜日にしっかりと負荷をかけて完成ですね。前走以上の動きを見せて欲しいですね。
３月１４日、一杯に追い切られました。終いの伸びは欠いていますが、これまで坂路での自己ベストが４Ｆ５３秒７だった馬ですから、それを大きく更新する４Ｆ５３秒１を出しているわけですし悪くない内容だったと思います。そりゃ、これでいて終いが１２秒台なら言うことナシですが・・・。
私ほっさんの追い切り評価は「Ａ－」です。しっかりと本数を追い切られていますし、自己ベストを更新する動きだったことも高く評価したいと思います。割引分はやはり終いの伸びをやや欠いたところです。
競馬ブックでは”上がりの時計要し”、デイリー馬三郎では”反応平凡Ｃ”と厳しい評価をいただいています。
以下は同日（３月１４日）更新されましたクラブ公式ＨＰエンジェルウィングの近況報告です。
「今朝もいつもどおり坂路で単走の追い切りを行っています。思ったよりもラスト１ハロンは時計を要しましたが、全体は５３秒１と十分な時計ですし、終始馬なりの手応えで動きに素軽さは感じました。先週も時計は出していますので、やりすぎずこのぐらいで十分ではないでしょうか。体つきを見ても上積みは感じますし、前走でこのクラスにもメドは立ちましたから、ここは楽しみにしたいですね」（牧田師）１８日の阪神競馬（３歳５００万下・牝馬限定・ダ１４００ｍ）に川田騎手で出走を予定しています。
牧田和弥先生曰く、終始馬なりの手応えだったということで、これでいての自己ベスト更新なら評価は高いですね。すでにクラスにメドが立ったということで楽しみです。
| 馬名 | 予定騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ウインメディウム | ダリオ・バルジュー | ２／１１ 未勝利 | 東京ダ１４００ | １ | ６ | ３ | |||||
| エンジェルウィング | 川田将雅 | ２／２４ ５００万 | 阪神ダ１４００ | ４ | ６ | １ | ２ | ５ | ６ | Ａ－ | |
| ガウラミディ | ２／２４ ５００万 | 阪神ダ１４００ | ９ | ９ | ９ | ７ | ７ | ７ | |||
| グッドワード | 古川吉洋 | ３／０４ 新馬 | 阪神ダ１４００ | １ | ６ | ||||||
| サンドクイーン | 福永祐一 | １１／１８ 未勝利 | 福島ダ１１５０ | １ | ４ | ４ | ４ | ３ | ７ | ||
| シンデレラメイク | ３／０４ ５００万 | 阪神ダ１８００ | １５ | ９ | ８ | １４ | ３ | ９ | |||
| タマモカトレア | 藤岡佑介 | ２／２４ くす５下 | 小倉ダ１７００ | １０ | １１ | １ | |||||
| ナイトスプライト | １／２８ 未勝利 | 中京ダ１４００ | １ | ６ | ６ | ３ | ６ | ||||
| ピッパ | 和田竜二 | ２／２４ 未勝利 | 小倉ダ１７００ | １ | ３ | ６ | ３ | ２ | ９ | ||
| フレッシピレ | ３／０３ ５００万 | 中山ダ１８００ | １２ | １０ | １ | ４ | ３ | ８ | |||
| ベルアーシュ | 松山弘平 | ２／２４ くす５下 | 小倉ダ１７００ | １３ | １３ | ６ | １ | ４ | |||
| ミヤギウイング | 幸英明 | ２／２４ ５００万 | 中山ダ１８００ | １２ | ６ | ５ | １ | ３ | |||
| メイショウラビエ | 池添謙一 | １１／１１ 未勝利 | 京都ダ１４００ | １ | ７ | １１ | |||||
| レディバード | 岩田康誠 | ２／１２ ５００万 | 東京ダ１６００ | １１ | ５ | ５ | １ | ２ | |||
表中 騎手の太字は乗り替わり予定
フルゲート１６頭のところに現在１４頭出馬想定されています。信頼できるクラブ公式ＨＰでは”出走可能Ａ”のジャッジです。
全体的に昇級馬か５００万クラス前走大敗馬ばかりですね。これは勝てるのではないでしょうか。１度先着を許したメイショウラビエがいますが、これは相手は外から楽に抜け出しましたし、漁夫の利的なところがありましたから逆転は十分可能だと思います。あちらは中期休養明けですし・・・。
| 馬名 | 騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ウインメディウム | ダリオ・バルジュー | ２／１１ 未勝利 | 東京ダ１４００ | １ | ６ | ３ | |||||
| エンジェルウィング | 川田将雅 | ２／２４ ５００万 | 阪神ダ１４００ | ４ | ６ | １ | ２ | ５ | ６ | Ａ－ | |
| ガウラミディ | 山口勲 | ２／２４ ５００万 | 阪神ダ１４００ | ９ | ９ | ９ | ７ | ７ | ７ | ||
| グッドワード | 古川吉洋 | ３／０４ 新馬 | 阪神ダ１４００ | １ | ６ | ||||||
| サンドクイーン | 福永祐一 | １１／１８ 未勝利 | 福島ダ１１５０ | １ | ４ | ４ | ４ | ３ | ７ | ||
| タマモカトレア | 藤岡佑介 | ２／２４ くす５下 | 小倉ダ１７００ | １０ | １１ | １ | |||||
| ナイトスプライト | 田中健 | １／２８ 未勝利 | 中京ダ１４００ | １ | ６ | ６ | ３ | ６ | |||
| ピッパ | 和田竜二 | ２／２４ 未勝利 | 小倉ダ１７００ | １ | ３ | ６ | ３ | ２ | ９ | ||
| フレッシピレ | 秋山真一郎 | ３／０３ ５００万 | 中山ダ１８００ | １２ | １０ | １ | ４ | ３ | ８ | ||
| ベルアーシュ | 松山弘平 | ２／２４ くす５下 | 小倉ダ１７００ | １３ | １３ | ６ | １ | ４ | |||
| ミヤギウイング | 幸英明 | ２／２４ ５００万 | 中山ダ１８００ | １２ | ６ | ５ | １ | ３ | |||
| メイショウラビエ | 池添謙一 | １１／１１ 未勝利 | 京都ダ１４００ | １ | ７ | １１ | |||||
| レディバード | 岩田康誠 | ２／１２ ５００万 | 東京ダ１６００ | １１ | ５ | ５ | １ | ２ | |||
| 増 | ロジヒューズ | 武豊 | ２／１７ 未勝利 | 東京ダ１３００ | １ | １ | ２ | １３ | |||
表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり
フルゲート１６頭。スタート地点は２コーナーの奥のポケットの芝の部分。ただし、芝１８００ｍや芝１４００ｍよりも内側にあり、芝コースの本線とは重ならない。ダート１２００ｍのスタート地点からそのまま左に２００ｍ延長したところにある。
３コーナーまでの距離は５４２ｍ。内と外では距離が違うが、かなり芝部分を走ることになる。
テンからペースが厳しくなり、前半の方が確実に流れが速い。ラスト１ハロンのところでグイと１３秒台まで時計がかかり、そこでの凌ぎ合いが見もの。
逃げ馬は苦戦傾向。上位３頭は逃げ、先行馬同士ではなかなか決まらず、１頭は差し馬が突っ込んでくる。そのあたりを考えて馬券作戦を立てたい。
枠順は、外枠が有利なのが特徴。多頭数になった方がその傾向は強い。
有利な枠順 外枠 有利な脚質 先行 ポイント 先行力、枠順 種牡馬ベスト シニスターミニスター、キングカメハメハ、ブライアンズタイム 連対騎手ベスト 浜中俊、福永祐一、川田将雅、岩田康誠、武豊、和田竜二 推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場 ２歳新馬 １分２６秒８ １分２６秒８ １分２６秒５ ２歳未勝利 １分２６秒７ １分２６秒６ １分２６秒４ １分２５秒４ ２歳オープン １分２５秒４ １分２５秒８ ３歳新馬 １分２７秒２ １分２６秒９ １分２６秒６ １分２５秒７ ３歳未出走 １分２７秒１ １分２６秒５ １分２７秒２ １分２６秒１ ３歳未勝利 １分２６秒６ １分２６秒３ １分２５秒８ １分２５秒５ ３歳５００万 １分２５秒５ １分２６秒０ １分２５秒０ １分２４秒８ 古馬５００万 １分２５秒３ １分２４秒７ １分２４秒０ １分２４秒７ 古馬１０００万 １分２４秒５ １分２４秒６ １分２４秒０ １分２４秒５ 古馬１６００万 １分２３秒８ １分２３秒６ １分２４秒１ １分２３秒２ 古馬オープン １分２３秒３ １分２２秒８ １分２２秒２ １分２２秒２
今回もエンジェルウィングの鞍上はエンジェルウィングの主戦・川田将雅騎手です。これでエンジェルウィングには５回続けて乗っていただけることになります。私が愛馬に最も乗って欲しい騎手の１人。こんなに嬉しいことはありません。川田将雅騎手もまだまだ上にいける馬との思いがあるからこうやって続けて乗ってくれるのでしょうね。上手くエンジェルウィングの出たいレースの時にその競馬場にいらっしゃるというのも縁ですね。
エンジェルウィングは乗り難しい馬ですから、同じ騎手に続けて乗っていただかないと大きな割引材料になってしまいます。
エンジェルウィングは前走休養明けを１度使われて馬体や動きは良くなっているということですので、未勝利時代同様２走目の更なる上質の走りを期待しています。
川田将雅騎手と言えば、今や浜中俊騎手と並び、日本の若手のツートップ。技術、センス、追いの強さなど、どれをとっても超一流で、馬の能力以上のものを引き出してくれる安心感抜群の騎手です。私の騎手ランキングでも最高ランクの「Ｓ」評価です。実績、勝率等申し分ない超一流の騎手です。
我が愛馬には過去１６度騎乗していただいておりますが、１度６着があっただけでそれ以外は全て掲示板を確保してくれています。２０１４年９月には５００万クラスでも低迷をしていたグランデアモーレを抜群の騎乗で１０００万クラスを突破させていただきました。その後準オープンでは戸崎圭太騎手が乗ってかかってしまい制御出来ず大敗など一流の騎手でも上手く制御できないような馬を意図も簡単に抑え込んで操る技術は特筆モノです。また２０１４年２月のマデイラでは、こちらも５００万クラスでもさっぱり勝ち負けに絡めずに低迷していたマデイラを抜群の判断でハナに持って行き、追いの強さで持たせて残し勝ち上げてくれました。彼でなければ勝っていなかったと思います。
私も過去ＧⅠでの騎乗ぶりに苦言を呈したこともありましたが、それは過去の話。今は安定感も抜群で本当に乗れる騎手に成長。もちろん期待は大きいです。
２０１８年３月７日現在、中央通算１１５７勝、勝率１２．９パーセント、連対率２３．７パーセント、ＧⅠは１０勝。２０１６年のダービー（マカヒキ）など。重賞は６２勝。これは同期の中でも群を抜いて素晴らしい成績です。
昨年（２０１７年）は中央９１勝（全国騎手リーディング６位）、勝率１５．４パーセント、連対率３１．３パーセントとトップジョッキーの数字。本年（２０１８年）はここまで２２勝、勝率１５．４パーセント、連対率３２．９パーセントと昨年同様非常に高い。
川田 将雅（かわだ ゆうが）は１９８５年１０月１５日佐賀県生まれの３２歳。日本中央競馬会（ＪＲＡ）栗東トレーニングセンター所属する１５年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。デビュー時は安田隆行厩舎所属。現在はフリー。
曾祖父（川田若弥）が佐賀競馬場所属の騎手で、祖父（川田利美）・父（孝好は地方競馬全国協会（ＮＡＲ）佐賀競馬場の現役）・伯父（宮浦正行は大井競馬場の現役）が調教師という競馬一族に生まれ、自然と騎手を目指すこととなった。同じくＪＲＡ所属の鮫島良太騎手とは、幼稚園時代から先輩後輩の関係。
妻は元タレントのおおつか麗衣。
２００４年、栗東・安田隆行厩舎所属の騎手としてデビュー。同期は高野和馬、丹内祐次、津村明秀、水出大介、吉田隼人、上野翔、藤岡佑介らがいる。３月７日中京競馬第２競走のシュアリーゴールドでデビューし、１５頭立ての５着に入る。初勝利は３月２０日、阪神競馬第８競走のホーマンルーキー。１年目は１６勝で終わるが人気薄の３着が多く、その頃からも穴騎手として注目されていた。とりわけ５００万円以下クラスの３着率が高く、１年目の３着１７回のうち１２回は５００万円以下クラスでのものであった。
２００５年は成績を大きく伸ばし、３９勝を挙げた。しかし特別競走での勝利は前年のゲヴァルトの甲東特別とエイシンヘーベの大濠特別の２勝のみで、依然として穴騎手という印象が強かった。
２００５年２月２６日の丹波特別でゲヴァルトがゲートで暴れて第２頚椎骨折を発症し斃死した。その時、将雅は真っ先にゲヴァルトの元に向かい、その後関係者から渡されたゲヴァルトのゼッケンを持ち帰り、泣き崩れていたという話がある。将雅にとっては初の特別勝ちをもたらしてくれた馬である。
２００６年からはフリーの騎手として活動している。小倉大賞典をメジロマイヤーとのコンビで逃げ切り（騎乗したメジロマイヤーの馬主である「メジロ牧場」の勝負服（白･緑一本輪･袖緑縦縞）を着用すべきところを、誤って「メジロ商事」の勝負服（白･緑一本輪･緑袖）を着用しレースに騎乗するアクシデントがあった（勝負服を用意するのは調教師である田島良保の義務となる））、重賞初制覇を達成する。さらに中京記念ではマチカネオーラとのコンビで豪快に捲り、重賞２勝目をあげた。そして、東京優駿（日本ダービー）で初めてのＧⅠ級競走騎乗を果たす（スーパーホーネットで１５着）とその直後の目黒記念をポップロックで勝利した。
８月に通算１００勝を達成。しかし、９月３０日の中京競馬第４競走で落馬し、右橈骨骨幹部骨折・右尺骨頭脱臼という大怪我を負った。２００７年１月６日の京都競馬で復帰するまで長期休養を余儀なくされた。
２００６年には関西騎手リーディング１１位、２００７年には同８位、２００８年も同８位に入るなど、若手としてトップクラスの活躍を見せている。また接戦に強く、２００６年に写真判定になった際の勝率は１０回以上機会があった騎手の中で第１位だった。
２００７年４月１日、阪神競馬第１レースの３歳未勝利戦にて白毛馬のホワイトベッセルに騎乗して勝利。ＪＲＡ史上初の白毛馬での勝利騎手として歴史に名を残すこととなった。この時は余程嬉しかったのか、第１レースの未勝利戦であるにもかかわらずガッツポーズを見せた。レース後のコメントでも「重賞レースと同じくらい興奮した」と語っている。
２００８年４月２０日、第６８回皐月賞をキャプテントゥーレで制覇し、ＧⅠ級競走及びクラシック競走初勝利を飾った。同期の中では最初のＧⅠ級競走制覇であった。この年は重賞を６勝している。
２００９年１０月に通算３００勝を達成。１１月３日、公営名古屋競馬場で開催された第９回ＪＢＣスプリントをスーニで制覇し、交流重賞競走初勝利を挙げた。
２０１１年１０月３日、第４４回スプリンターズステークスにおいて、ダッシャーゴーゴーに騎乗。第２着に入線も、４着に入線したサンカルロの進路を妨害して第4着に降着。２０１０年１０月９日から１０月１７日まで４日間騎乗停止処分の制裁を受ける。１１月２０日６回京都６日第８競走にてエイシンナナツボシで勝利し、自身初の年間１００勝を達成。この年は１０９勝だった。
２０１３年１０月１２日４回京都３日第７競走（３歳５００万下）をマラネロで制し、本年最速自身２度目の年間１００勝を達成。最終的に１２０勝を挙げ、ＪＲＡ最多勝利は逃したもののＪＲＡ最高勝率を獲得。この年は年間１００勝達成者が７名おり、その中でＧⅠ未勝利は川田と北村宏司（年間１０１勝）のみである。また、川田は阪神ジュベナイルフィリーズでハープスター（２着）、朝日杯フューチュリティステークスでアトム（５着）と２週連続でＧⅠ競走１番人気を背負ったが勝利する事は出来なかった。しかし、宝塚記念では５番人気ダノンバラードをジェンティルドンナ、フェノーメノ、後にＧⅠ馬となるトーセンラーを抑え、ゴールドシップの２着に入線している。 さらにこの年は自身初のＪＲＡフェアプレー賞を獲得している。
２０１６年５月２９日、第８３回日本ダービー（東京優駿）でマカヒキに騎乗し優勝。ダービー初制覇と共に史上８人目の３歳牡牝クラシック競走完全制覇を成し遂げる。９月１１日、阪神６Ｒをラヴアンドドラゴンで制し、ＪＲＡ通算１０００勝を達成した。デビューから１２年６カ月５日、３０歳１０カ月２８日で節目の大台へ到達した。武豊（デビューから８年４カ月２３日、２６歳４カ月９日）に次ぐ史上２番目のスピード記録となった。
「パワーとバランスは素晴らしいの一言。しっかりと馬を抑え込み、追いに入ると姿勢を崩すことなくガッツリと伸ばしてくる。立ち回りも自在だ。外から交わされて完全に負けという態勢になりながら、しごいて差し返すことがある。」（２０１２年上半期・佐藤祐樹元地方競馬騎手）
ほっさん愛馬での成績 （１６戦５勝）
２０１０年 ８月 １日 ステップシチー 小倉記念 ＧⅢ 小倉芝２０００ｍ ５着／１３番人気
２０１１年 ７月２４日 フランベルジェ ２歳未勝利 京都ダ１２００ｍ １着／１番人気
２０１２年１１月 ４日 フロアクラフト ２歳新馬 京都芝１８００ｍ ２着／２番人気
２０１２年１１月 ８日 マデイラ ＪＲＡ指定交流 沙流川特別 門別ダ１２００ｍ ４着／２番人気
２０１３年 １月１２日 フロアクラフト ３歳未勝利 京都芝１８００ｍ １着／３番人気
２０１４年 ２月２２日 マデイラ 稲荷特別 １０００万下 京都芝２０００ｍ １着／２番人気
２０１４年 ９月２０日 グランデアモーレ 瀬戸内海特別 １０００万下 阪神芝１４００ｍ １着／４番人気
２０１６年 １月３０日 グリューヴァイン ５００万下 京都ダ１２００ｍ ６着／１番人気
２０１６年 ４月 ９日 グリューヴァイン ５００万下 阪神ダ１２００ｍ ２着／３番人気
２０１６年 ８月２１日 マルムーティエ ２歳新馬 小倉芝１２００ｍ ３着／１番人気
２０１６年 ９月１１日 マルムーティエ ２歳未勝利 阪神芝１４００ｍ ３着／１番人気
２０１６年１０月 ８日 マルムーティエ ２歳未勝利 京都芝１６００ｍ ４着／２番人気
２０１７年１０月２１日 エンジェルウィング ２歳未勝利 京都ダ１４００ｍ ５着／３番人気
２０１７年１１月１１日 エンジェルウィング ２歳未勝利 京都ダ１４００ｍ ２着／８番人気
２０１７年１２月 ９日 エンジェルウィング ２歳未勝利 阪神ダ１４００ｍ １着／２番人気
２０１８年 ２月２４日 エンジェルウィング ３歳５００万下 阪神ダ１４００ｍ ４着／６番人気
２０１３年１月１２日 京都５Ｒ ３歳未勝利で愛馬フロアクラフトに騎乗する川田将雅騎手（１着／３番人気）
競馬ブック
見解
「メイショウラビエはダートに替わった前走で適性と能力の高さを示した。休養の効果で馬体が成長してパワーアップ。いきなり勝ち負けに。レディバードはひと叩きして１４００メートルに戻れば変身可能。エンジェルウィング、ミヤギウイングにも注意。」
短評は「混線模様」
予想家の印
二重△は△△で処理
馬名 長岡利 山田理 西村敬 ＣＰＵ タマモカトレア △ △ ウインメディウム △ △ △△ レディバード ○ ○ ◎ ○ ベルアーシュ △ 穴 エンジェルウィング △△ △△ ○ ◎ ミヤギウイング ▲ △ メイショウラビエ ◎ △ △△ ▲ グッドワード ◎ △ △ ロジヒューズ ▲
あとは無印
予想オッズ
以下１７倍以上省略
馬名 予想オッズ レディバード ３．７ エンジェルウィング ４．１ メイショウラビエ ５．１ ロジヒューズ ６．７ ミヤギウイング １０．０ ウインメディウム １４．２ グッドワード １５．５ サンドクイーン １５．９ ピッパ １６．６
スピード指数
馬名 最高値 ３走前 ２走前 前走 評価 エンジェルウィング ７２ ６７ ５９ ７２ レディバード ７７ ７１ ６８ ６４ メイショウラビエ ７１ ４９ ７１ ロジヒューズ ５９ ４２ ４８ ５９ ミヤギウイング ７３ ６２ ６８ ３３ ウインメディウム ６７ ４２ ６７
デイリー馬三郎
本紙の見解
「前走の◎レディバードは芝部分でのダッシュが抜群で先手を取ったものの、折り合いを欠いた馬にかわされたことが誤算。気性的なもろさがあり、距離も微妙に長かった印象だ。１Ｆ短縮は歓迎。主導権を握れる顔触れなら押し切りを描ける。〈吉田〉」
◎ レディバード
○ エンジェルウィング
▲ サンドクイーン
× ロジヒューズ
☆ ナイトスプライト
△ メイショウラビエ
△ ピッパ
エンジェルウィングは全１３記者中 ◎（本命）印 ３記者、〇（対抗） ６記者、▲（３番手評価） １記者、×（４番手評価） １記者、☆（５番手評価） ２記者
エンジェルウィング（４着）
「内容としてはいい感じで走ってくれましたね。昇級戦でしたし、次につながると思います。」（川田将雅騎手・競馬ブック）
「内容はいい感じでした。昇級戦でしたし、次につながるレースでした。」（川田将雅騎手・ラジオＮＩＫＫＥＩ）
「今日は休み明けということで緩さを感じ、返し馬の段階から動きがまだ物足りませんでしたね。レースでは内に入れてわざと砂を被らせるような形で運び、促しつつの追走にはなったものの、それでも進んでいかないということはありませんでした。内容的には決して悪いものではありませんでしたし、次につながるレースはできたと思います。これで変わってきてほしいですね」（川田将雅騎手・キャロットクラブ公式ＨＰ）
「仕上がる。リングハミ。内の様子を見ながらジワッと行かせて４番手。３角手前で内に入れてコースロスなく追走。４角手前から追い出して離されないようについていったが、直線では伸びずバテずで流れ込み。」（競馬ブック）
エンジェルウィング
「経験を積んで、もまれ弱さが解消してきた。叩いた効果と牝馬限定戦で前進を。」（牧田和弥調教師・デイリー馬三郎）
「昇級戦でメド。大分、揉まれ弱さが解消しましたね。２走目、限定戦で前進可能」（牧田和弥調教師・競馬ブック）
エンジェルウィングは前走昇級戦で４着。ですが牡馬との一般戦でした。今回は牝馬限定戦です。しかも前走は牡馬には先着を許しましたが牝馬には先着を許しておりません。
そして前回は休養明け１戦目。今回は叩き２走目です。馬体重が５００キロを超す大型馬ですから、１度使われた上積みは大きいですし、未勝利時代も初戦よりも使われた２戦目、２戦目よりも更に使われた３戦目と使えば使うほど内容が良くなっています。
また、 阪神ダート１４００ｍは新馬戦からこれで４戦目ですが、
過去３回
１分２７秒５ 良馬場
↓
１分２６秒９ 良馬場
↓
１分２５秒８ 良馬場
と走る毎に時計を詰めています。
すでにこのコースでの１分２５秒８ 良馬場は５００万クラスでは勝ち負け水準です。今回は勝ち負け必至と考えます。１度先着を許したメイショウラビエがいますが、あの時はメイショウは外から漁夫の利を得たような展開での勝利ですから逆転は十分にあり得ると思いますし、あの時以来のメイショウと違いエンジェルウィングはその後３戦して競馬も更に上手になっていますし順調です。持ち時計にもエンジェルウィングは優秀です。
総じて勝てる可能性は高いと思います。鞍上も５戦連続でこの馬を他のどのジョッキーよりも知る主戦の川田将雅騎手が乗ってくれますし不安材料はありません。
今回更に時計を詰められるようなら更に上のクラスの突破も時間の問題と思われます。川田将雅騎手が前々走後５００万と言わずもっと上を目指せる馬と評していただいたエンジェルウィング。ここはただの通過点であって欲しいですね。もちろん、まだまだお子ちゃまで本格化はもっと先だと思いますが
エンジェルウィングの馬体重は前走マイナス１０キロの５１４キロ。いつも競馬ブックに太目の書かれていたので調度良いのではないかと思いました。
いつもの如く落ち着いた周回でした。
とまーれーの声がかかります。
馬の向こうにいらっしゃるのが牧田和弥先生。
競馬ブックではマイナス１０キロは”絞れた”との評価。こうやって見るとギリギリにも感じますが・・・。
覇気がないと言われるとそうかも知れませんが、私にはいつもと同じエンジェルウィングに見えました。
牧田先生の雰囲気も良かったですしネ。
川田将雅騎手登場。牧田先生、営業スマイルです。
結局１０着に負けるのですが、馬群に閉じ込められて馬が怖がった或いは嫌気が差してやめてしまったと私は解釈しています。川田騎手的には返し馬が終わってからボンヤリしているなという印象だったらしいのですが、私は馬に不利な情報を他陣営に見せない為の後付けだと解釈しています。
パドックでは特に割り引く材料はありませんでしたし、それが証拠に１番人気でしたからねぇ。
今回の大敗で川田将雅騎手が離れてしまうと寂しいですね。次も乗って欲しいです。
助手さんも良い雰囲気だったんだけどなぁ～。
毛づやも悪くないですし。
スタートしました。エンジェルウィングはいつものように良いスタートから前のポジションを取ります。
４、５番手で最高のポジションだと思いました。
ところが内気味の枠が災いして四方八方馬群に包まれます。前走は意図的に馬群に入れて慣らしましたがここまで馬群に囲まれてはいませんでした。
馬が走るのを嫌がっているのがよくわかります。川田騎手は道中促しっぱなしでした。正直、大敗の予感が過ぎります。
それでも手応えが悪いながらもいつもは最後まで伸びずバテずで粘り込む渋太い脚があります。
今回もその渋太い脚でと思いますが、今回は手応えがなさ過ぎます。
４コーナーから直線の勝負どころではもう置いて行かれます。早々に勝ちはなくなりました。
それでも最低でも掲示板をと願うのですが、それすらも怪しくなります。
抜けたのは過去にエンジェルウィングに先着しているメイショウラビエ。
エンジェルウィングはいつものような粘りがありません。
剛腕の川田騎手の追いでも一気に垂れないのがやっと。
もがくエンジェルウィング。
勝ったのはメイショウラビエで２連勝。
そこから７着馬まで。エンジェルウィングは掲示板にも載れませんでした。
４番が８着で入線。
そこから少し差が開いて１０番手で入線。
レース後に表示された最終オッズ。６番のエンジェルウィングは１番人気でした。トホホ。
今回のエンジェルウィングの走破時計は１分２６秒９良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で１分２５秒４、勝ち馬の時計は１分２５秒７でした。
元々エンジェルウィングは前走同じコースを１分２５秒８良馬場で走っていましたし、持ち時計分も走っていません。相手云々というよりも力を出し切れなかったと考えるべきでしょう。持っている力を出し切ればここでも勝ち負けになったと思います。ただ、砂を被って嫌がったり、包まれて萎縮したりと精神的な部分が多く、競馬は単走で走る訳ではありませんから難しいところです。
エンジェルウィング（１０着）
「フワフワしていましたし、グッとくるところが１度もありませんでした。自分の時計も走れてませんしね。」（川田将雅騎手・競馬ブック）
「返し馬が終わってポケットにいるときからずいぶんぼんやりしているなと思っていたのですが、落ち着きがあるんだろうといい方に捉えていたんです。でも、レースが始まるとずっと促しっぱなしで、自分からハミを取るところがありません。終始集中を欠いていて今日はこの馬らしさがまったく見られませんでした。原因は分かりませんが、走る方に気持ちが向いていなかったのは間違いないと思います。いいレースをさせられず申し訳ありません」（川田将雅騎手・キャロットクラブ公式ＨＰ）
「馬体が絞れてパドックの気配も良いように見えたのですが、いざレースに行くとまったく前向きさがなく、自分からハミを取るところがなかったとのこと。走る気に欠けていたとしか言いようがないのですが、まずはトレセンでよく馬体をチェックしてみます」（牧田和弥調教師・キャロットクラブ公式ＨＰ）
エンジェルウィング（１０着）
「リングハミ。絞れる。仕掛けて先行。道中は砂を被ってフワフワした走り。それでも離されずについて回ったが、直線は流れ込むのが精一杯。」（競馬ブック）
特別出走手当が４０．７万円。１口で割りますと９５０円程度になると思われます。
大型馬の叩き２走目で期待しましたが、他馬を怖がったり、砂を被って嫌がったりとエンジェルウィングの弱い部分出て大敗しました。牝馬だけにメンタル面で長続きしないか心配です。このまま復活出来ない馬も少なく無いですからね。
ここは少し長めの放牧に出して完全にリフレッシュするしかないでしょう。すでに１つ勝っている馬ですし気長に待ちます。
初戦、２戦目からはメンタル的に非常に脆い馬だということはわかっていましたが、最近は徐々に解消していましたので今回期待していましたが、メイショウラビエに先着を許しただけでなく１０着と掲示板にも載れませんでした。しかも道中ずっと苦しく手応えも悪かったですからねぇ。
これで他陣営からもこの馬の弱い部分がはっきりと見えたと思いますし、今回のように馬群に包まれるとこのような大敗を繰り返すのでしょうね。能力はそこそこあるのですが難しいですね。とはいえ競馬ですし調教のように単走で気楽に走れるものでもありません。相手があり相手との駆け引きです。大外枠を引き、道中は外々を回ってでも包まれず気分良く走り、また上位に食い込んで欲しいですね。
馬券は怖くて買えないですね。今回は久々に大損しました（苦笑）。前走内容からここまで負けると思っていなかったですからねぇ。それ故に現地で見ていた私のショックも相当でした。道中でもう大敗が窺えましたし、最後の直線もこの馬らしい粘り込みがなかったですからねぇ。
とにかく済んだことは仕方がないですし次に向かって前進あるのみですね。リフレッシュ放牧を経てパワーアップしていることを期待します。まだまだ完成していないお子ちゃまな馬ですからね。
頑張れエンジェルウィング！！当然次走も応援に行くぞ！！
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